絶対に負けられない戦いがこっちにもある

 やずやさんは「意外性がない」と東さんに言われたのをひどく気にしているようだが、誰かみたいに「合格にする理由がない」と言われたわけではないのだから、あまり気にすることはないでしょう。

 福嶋さんへのインタビューは、今まで福嶋さんが何を考えているのかよく分かっていなかった僕のような人間に「へー、福嶋亮大って、そういうことを考えてるんだ、面白い」と思わせてくれる、必読のインタビューです。

 ところで今日は早稲田で大きなイベントがあり、いろんな人から「行くの?」「行くの?」と聞かれたのだが「行きません」。かなり追い詰められているので、こうして今、パソコンの前にいます。

 実は15日のサッカーW杯予選ウズベキスタン戦のチケットも取っていたのだが、絶対に負けられない戦いがこっちにもあったので、友達に譲ってしまった。九月に予約したときにはこんな事態になるとは思っていなかったからなあ。

 僕は中村俊輔のファンで、ゼロアカ第三関門に落ちたときは、トルシエに日韓W杯メンバーを外された俊輔と自分を重ね合わせて勝手にウットリしていたものだが、ちょうどその頃『察知力』という中村俊輔の新書が出て「俺に足りなかったのは察知力だ!」とか言って読んだりもした。あと最近、サンドウィッチマンが出した『敗者復活』という本も読みました。

 肝心の同人誌ですが、僕のほうでは、さる若手批評家コンビ(まだ内緒にしてみる)との鼎談と、自分の原稿を一本、予定しています。

 僕はやはり落選者なので、自分の原稿は第三関門のレジュメを書き直したもの、ブラッシュアップしたものにしようと思っています。しかし、卒業論文でも、修士論文でも、学会発表でも僕がずっと考えてきた主題を「いまの思想/ブログ論壇界でありきたりのもの」と言われてしまって、いったいどうすればいいのか。途方に暮れている、というのが本当のところです。

 ブログはしばらく、やずやさんに任せますが、入稿したら僕もいろいろ書きます。
 それではお元気で。